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◆大相撲技量審査場所10日目 ○白鵬(押し出し)稀勢の里●(17日・両国国技館) 横綱・白鵬が2連敗中の関脇・稀勢の里を押し出しで破り10連勝を決めた。9日目まで全勝だった新入幕の魁聖が西前頭6枚目の栃ノ心に敗れ1敗に後退。天敵を倒し優勝争いで単独トップに立った横綱が、朝青龍に並ぶ史上最多の7場所連続優勝へばく進する。大関・把瑠都に土がつき、1敗は魁聖と栃ノ心の2人だけとなった。
冷静な相撲で白鵬が稀勢の里を破った。力強い立ち合い。執ような突っ張りにも動じなかった。最後は力強く押し出して、昨年の九州、今年の初場所と2連敗中だった因縁の相手に勝利し10連勝。これで26場所連続2ケタ勝利を達成。15日制が定着した1949年5月場所以降では昭和の大横綱・大鵬の25場所を抜き、単独2位となった。
会心の勝利に「いい相撲が取れて満足している。(稀勢の里も)いい動きをしていた。褒めるべきじゃないかな」と冷静に語り、相手にも敬意を表した。記録に関しても「そうなんだ。1位は誰なの?」とあくまでも自然体だった。
プレッシャーはなかった。2連敗を喫した今年初場所の対戦前は昨年の九州で連勝を63で止められた取組をVTRで何度も見返してきた。だが、今回はVTRを見て研究することをしなかった。「この地位は(負けを)引きずっていてはいけない。双葉関も負けて強くなったと聞く。自分でもそうなのかもしれないという気持ちがある」と心に余裕ができた。
双葉山への思いが形になる。白鵬が昨年記録した63連勝を記念して「超60連勝の碑」が10月末に双葉山の故郷・大分県宇佐市にある「双葉の里」に建立されることが決まった。白鵬、双葉山の2体の記念碑が並ぶという。館長の新貝文俊さんは「一人横綱として相撲界を背負い大変だと思う。少しでも相撲界の発展のために力になれば」と語った。
初日からの10連勝はこれで13回目。そのうち優勝は11回とV確率は8割超えだ。魁聖が負け全勝は一人だけになった。「残り5日間。引っ張っていきますよ」と白鵬。あとは優勝街道を進むだけだ。
◆白鵬の稀勢の里戦2連敗
▽11年初場所11日目 白鵬は稀勢の里の左からの強烈なおっつけにたまらず後退、最後は激しい突進を受け、押し出された。わずか6秒4の取組で全勝を止められた。
▽10年九州場所2日目 白鵬が右で稀勢の里の顔を張ってもろ差しを狙ったが、はたかれ体勢が崩れる。土俵際で得意手とは逆の左四つ、左足で内掛けを繰り出すも寄り切られた。時間は19秒0。連勝63でストップ。
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ディープインパクト産駒が、大挙5頭出走。牝馬クラシック連勝を狙っている。その筆頭は、第一弾の桜花賞を制し、ブエナビスタ、アパパネに続き3年連続となる“牝馬2冠馬”を目指すマルセリーナだが、注目の的は母子3代オークス制覇の大記録がかかるグルヴェイグ。ほかにもスタミナ豊富なハブルバブル、産駒初勝利を飾ったサイレントソニックなど、高い素質の持ち主ばかりだ。
昨年6月26日の福島でデビュー。偉大な父に、産駒としての初勝利をプレゼントしたのがサイレントソニックだ。だが、その後の7戦は白星を飾ることができなかった。2勝目はオークス2週前となる7日の東京戦(500万)。ぎりぎりのところで、晴れの舞台に駒を進めてきた。
「アパパネもピンクカメオ(07年NHKマイルC優勝)も、夏の福島デビュー。その時期に使えるのは、心肺機能が高いから。新馬は勢いだけで勝つ馬が多いけど、苦労を重ねて(レースが)わかってきた。はまれば、通用しておかしくない」。国枝調教師は、大成した2頭のG1馬を例に挙げ、ひそかに期待を寄せた。
口向きの難しい面が、出世を妨げていた。「口が軽いから、(ハミ受けが)ヘナヘナとなってしまう。アパパネはグッととる」とトレーナー。それでも、少しずつ頭が下がるように。同時に、競馬を覚えてきた。「前走は前に入られたこともあるけど、折り合った。長い距離をロスなく走るには大事なこと」
先週のヴィクトリアマイルは、アパパネで大本命のブエナビスタを倒したばかり。今週も同じ松田博厩舎のマルセリーナが主役としてデンと構えている。「大本命はいないし、体調もいい。うまく折り合ってくれれば。0・5しか取っていないから、残り半分を取りにいかないと」。G1史上初の1着同着で決着がついてから1年。指揮官は、そう言って笑ったが、あながち冗談でないのかもしれない。
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